藤田晋 著 『渋谷ではたらく社長の告白』を読んでみた [勝手にあれこれ]
久々に本を読みました。
ご存知の方が多いと思いますが、
著者 藤田晋氏は、株式会社サイバーエージェントの社長です。
この会社は、今をときめくITベンチャー企業の代表格。
そして、女優 奥菜恵の旦那です。
僕が最初に彼を知ったのは、やはり奥菜恵との結婚のときでした。
「奥菜恵、ベンチャー企業の社長と結婚!」
(やはり金か...奥菜...)なんて当時思ったことを覚えてます。ちょっとファンだったので...^^;
だから、名前なんて知らなかったし覚えてなかった。
その後、IT企業はライブドア、楽天とともにどんどんその存在を日本中に知らしめていきました。
ライブドアの堀江社長が会社を興したのが1996年。
僕が上京した年と一緒でした。
同じ8年間。
片や球団を買収しようとする会社の代表、片やしがない中間管理職。
なんなんだ!?何があったんだ同じ8年間で!!?
僕はどうしようもなく堀江社長の8年間が気になってしょうがなくなりました。
それで、とりあえず堀江社長の本を購入。
すぐに読みあさったわけです。
しばらく読んでいると、
「それが藤田晋(現 株式会社サイバーエージェント代表取締役)との出会いでした。」
とありました。
出てきたんです、奥菜の旦那が。
当時、堀江社長と藤田社長は提携事業を行っていたとのこと。
「技術の堀江」「営業の藤田」と最強コンビだったみたいです。
それからです、僕の中で「奥菜の旦那」という印象から「サイバーの藤田」になったのは。
例えるなら、レアルのベッカムみたいな感じでしょうか。
ベッカムも最初、「スパイスガールズのビクトリアの旦那」みたいな印象だったみたいです。
その後はみなさんもご存知のように、世界のスーパースターなんですけどね。
ベッカムとまではいきませんが、藤田社長も実は超有名人なんです。
彼は「史上最年少で株式上場」という記録を持っています。
この点では、堀江社長の上をいきます。
この本を読むまで、彼はすべて順風満帆に駆け上がってきた人だと思っていました。
しかし、それは違いました。
上場後すぐにおとずれる、ネットバブルの崩壊。
止まらない自社の株価暴落。
信頼を獲得したかのように思えた株主からの罵倒の嵐で気が狂いそうな毎日。
経営者としての自身喪失。
もちろん読んだ限りしか知りませんが、半端ないですね。
これを読んで、かなり藤田晋という人に魅力、尊敬を感じました。
その上かなりユニークな人柄です。
だって、夫婦でどこにいっても「奥菜恵とその旦那」っていわれるみたいで、
そこから脱出するのが彼の目標のひとつなんだって。
笑えるでしょ^^
正直、堀江社長の本とは違いました。
ハラハラドキドキあり、笑いあり涙あり、
その上「俺もがんばんなくっちゃ!」って思える。
なかなかないんじゃないかな~社長の自伝でこんな感じは。
かなり満足した一冊でした。
http://www.japan-hotels.hippy.com/
by Youkimu (2006-01-13 02:24)